品質目標などの「目標」について

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ISOマネジメントシステムでは、必ず「目標」を定め、取組み、状況を監視し、その結果の評価が必要となります。

例えば、ISO 9001(品質マネジメントシステム規格)では「品質目標」、ISO 14001(環境マネジメントシステム規格)では「環境目標」、ISO 45001(労働安全衛生マネジメントシステム規格)では「労働安全衛生目標」を定め、取組み、状況を監視し、結果を評価しなければなりません。

各ISOマネジメントシステム規格の「目標」については、「目標の達成度」を測る、評価することができる目標となっているか、ということがポイントです。

ISOマネジメントシステムの目標は、目標の達成が、品質、環境、労働安全衛生などの「パフォーマンスの向上」等、「意図した結果・成果の達成」という目的へ繋がるように、組織全体、プロセス、部署毎など、どのような目標を定めていくかを検討し、設定されると良いでしょう。

例えば、「〇〇ミーティングを毎月実施」といったような目標を設定されている場合がありますが、「〇〇ミーティングの実施」はミーティングを実施することは「目的」ではなく、あくまで目的を達成するための「手段」です。こういった目標ですと「手段」を「目的」にしてしまいかねませんので注意が必要です。

こういった場合は、その「〇〇ミーティング」は何のために行うのか、ミーティングを実施することで、どういった成果に繋がるのか、ミーティングを実施したことによってその目的は達成されているのか、といった「有効性」の観点から、結果や成果を評価できるような目標に見直されると良いでしょう。

このように、パフォーマンス向上に繋がるように各目標を検討、設定し、結果を測定、分析、評価できるようにすることで、いわゆる「PDCAサイクル」をしっかり回していくことが重要です。

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