ISOマネジメントシステムにおける「意図した結果・成果」について

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ISOマネジメントシステムにおいて、「意図した結果・成果」を明確にすることは重要です。

ISO 9001及びISO 14001:2015、ISO 45001:2018などISOマネジメントシステム規格の上位構造(HLS:High Level Structure)が取り入れられている規格の要求事項では、品質マネジメントシステム、環境マネジメントシステム、労働安全衛生マネジメントシステムの「意図した結果・成果」を決定、明らかにし、それらに影響を与える「外部の課題」及び「内部の課題」を決定しなければなりません。

「意図した結果・成果」とは、これらのISOマネジメントシステムのしくみを活用することで自社、組織が達成したい「結果」や「成果」であり、つまり、組織のISOマネジメントシステムを取り組む、活用する「目的」とも言えます。

そのため、ISOマネジメントシステムにおいては、自社、自組織での「意図した結果・成果」最初に決定し、明確にすることが必要となります。また、組織が決定した「意図した結果」、「意図した成果」は、達成させるために取り組まなけれなりません。

ISO 9001の「意図した結果」の場合、例えば、「顧客要求事項、法令・規制要求事項に適合した製品、サービスを安定して提供する」、「顧客満足を向上させる」・・・などがあります。

組織の「意図した結果」や「意図した成果」は、組織の方針や経営戦略に基づき決定し、マネジメントシステムで取り組むことで、「組織のマネジメントシステムと事業プロセスとの統合(マネジメントシステムのしくみを通常業務へ落とし込んで取り組むこと)」へ繋がります。

「外部の課題、内部の課題」について、いきなりそこから考えるのではなく、まず、組織の「意図した結果・成果」を決定、明確にし、その「意図した結果・成果」に影響する「外部の課題と内部の課題は何か?」というステップで考えることで、より目的に沿った自組織及びその状況についての分析を深めることができ、各マネジメントシステムの計画へと繋げることができます。

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