「生産性向上」への「プロセスアプローチ」の活用について

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IATF 16949(自動車産業品質マネジメントシステム規格)の到達目標は、「不具合の予防、ばらつき及び無駄の削減」であり、また、プロセスアプローチ(IATF 16949の場合、正確には自動車産業プロセスアプローチ)によるプロセスの管理・運用が求められておりますが、この自動車産業品質マネジメントシステムのエッセンスは、自動車産業以外の様々な産業の企業様でも活用することができます。

特に、昨今、「生産性の向上」が叫ばれておりますが、このIATF 16949における「プロセスアプローチ」のエッセンスを活用することにより、「生産性の向上」に繋がる改善の取り組みを行うことが可能です。

IATF 16949では、プロセスの「有効性」だけでなく、プロセスの「効率」についても監視、測定、分析、レビューし、評価、改善することが必要です。

どうしても、目標の達成など目に見える成果といった形の「有効性」の方のみに目が行きがちですが、そういったプロセスの「有効性」だけでなく、プロセスを実施し、達成した成果やプロセスの結果といったプロセスの「アウトプット」に対して、使用した資源(物的、人的、金額など)はどの程度だったのかといった、プロセスの「効率」についても監視、測定、分析、評価することで、プロセスの生産性についても評価することができます。

また、IATF 16949のプロセスアプローチで用いられる「タートル図」を活用し、「プロセスのアウトプット」に必要な資源は何か?必要な基準や文書、記録は何か?など、プロセスの運用・管理に必要な物的資源、人的資源、情報、文書類などを洗い出し、その適切性、妥当性含め分析するといった「タートル分析」で、プロセスの管理・運用における「無駄」がないかどうかを分析し、明確にすることで、「効率」を改善し、「生産性の向上」への取組みへと繋げます。

以上のように、「生産性の向上」の取り組みに、IATF 16949におけるプロセスアプローチ及び、プロセスの「有効性」と「効率」についてのエッセンスを活用してみてはいかがでしょうか?

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