IATF 16949の「文書化したプロセス」について

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IATF 16949(自動車産業品質マネジメントシステム規格)では、「文書化したプロセス」についての要求事項が多くあります。

「文書化したプロセス」は、「プロセス」として管理しなければなりませんので、たた単に「手順書」」や「規程」類などの文書類を作ったり、実施したことの記録を残す、ということはもちろん必要ですが、それだけでは「文書化したプロセス」として満たすことができません。

「文書化したプロセス」で求められるのは、他の各プロセスと同様にタートル図などで「プロセスを見える化」し、「プロセスの効果的な運用によるプロセスの適合性及び有効性(プロセスの目的の達成、成果が出ているか)、効率とその実証」であり、文書類や記録などの「文書化」は「目的」ではなく、そのための「手段」です。

「文書化したプロセス」の取り組みとして、その「文書化したプロセス」の「インプット(アウトプットに必要なモノ、情報など)」、「アウトプット(成果物・記録などを含む)」と、プロセスを運用、管理するために必要な要素「物的資源(情報含む))」、「人的資源(役割・責任・権限・力量を含む)」、「どのようにして(方法、マニュアル、手順書、要領などプロセスに必要な文書類を含む)」、「プロセスの評価・判定基準・指標(KPI・PIといった指標含む)」を明確(タートル図などで文書化)にし、運用し、パフォーマンスの状況や結果を監視・測定分析・評価し、その分析、評価結果に基づき必要な処置を行うといった、プロセスの「PDCAサイクル」を回し、「継続的改善」へ繋がるよう取り組むことが必要となります。

「KPIとKPIマネジメント」とは

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