「是正処置」で実施する処置、対策について

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ISO・IATFマネジメントシステムだけでなく、事故、トラブルやヒューマンエラーなどで実施される「是正処置」についての処置、対策ですが、「是正処置」では以前、当ブログでも書かせていただきました通り、再発させないため、真の「原因(根本原因)」を分析、究明し明確にした上で、その「原因」を取り除く処置、対策を行うことが必要です。

ISOにおける「修正」と「是正処置」の違いについて

例えば、「ルール通り作業が行われなかったので、ルールについて〇月〇日に臨時教育を実施し、再周知しました。」や、「計画通り作業を実施できておりませんでしたが、ご指摘後すぐ〇月〇日に当該作業を実施しました」など、こういった内容を是正処置として挙げられている場合がありますが、これらの処置は、あくまで対処療法であり、是正処置ではなく「修正」(修正処置)です。もちろん、トラブルや被害を拡大しないよう「修正」(修正処置)も必要ですが、「修正」だけでは、原因が取り除かれていないため、同じような事故、トラブルが再発しかねません。

「是正処置」はその原因を深掘りして特定(上記の例では「なぜルール通りに作業が行われなかったのか」、「なぜ計画通りに作業を実施できなかったのか」)し、その原因を除去する、上記の例では「ルール通りに作業させるしくみ」、「計画通り、漏れなく作業させるような実施漏れを無くすしくみ」、のように再発しないよう「しくみ」を見直す、または「しくみ」がないのであれば「しくみ」を作る、ということが必要です。

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