「プロセスアプローチ」について
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ISO 9001などISOマネジメントシステムにおいて、重要なポイントの一つ(特に品質マネジメントシステムにおいては品質マネジメントの原則の一つ)に「プロセスアプローチ」があります。
「プロセス」とはインプットからアウトプットに変換する相互に関係する活動のことです。
会社や組織には様々なプロセス(例:設計・開発プロセス、購買プロセス、製造プロセス・・・etc)があり、それぞれのプロセスが相互に関連し、また作用しています。
例えば、購買プロセスのアウトプットの一つとして、「要求事項通りの材料、部品の納入」がありますが、要求事項を満たさない材料や部品が納入されてしまったら、製造プロセスのアウトプットの一つである製品にも影響を及ぼしてしまいます。
即ち、プロセスのアウトプットの結果は、他のプロセスへも影響し、ひいては会社、組織全体のアウトプットにも影響する、ということになります。
そのため、会社、組織にどういったプロセスがあるか、そしてプロセスの相互作用、関連性を明確にし、プロセス毎にしっかり管理する必要がある訳です。
そのためには、プロセス毎に「インプット」、「アウトプット」及びプロセスを管理、実施するために必要な要素(下図参照:こういった図をタートル図またはタートルチャートと言います。実際のタートル図にはプロセスの責任者であるプロセスオーナーも明記が必要です。)も明確にし、プロセス毎に管理(プロセス毎にPDCAサイクルをしっかり回す)することが必要となります。
以上のようにプロセスの相互作用・関連性及びプロセス毎に管理を行うことが「プロセスアプローチ」となります。
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